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看護師一年目で転職を控え、志望動機についてお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。
看護師一年目では経験が浅いため、希望の転職先に採用されるためには面接官を納得させられる志望動機を考えることが重要です。
そこで、この記事では、看護師一年目の転職活動でどんな志望動機を伝えれば良いか解説します。
実際に私が看護師一年目でホワイト病院に採用してもらえた際の志望動機も紹介するため、是非参考にしてください。
1.看護師一年目の転職では説得力のある志望動機が重要
看護師一年目の転職では、説得力のある志望動機を考えることが重要です。
看護師一年目となると、経験が浅いため経歴だけで高い評価を得ることは困難です。
また、新卒で就職した病院を一年目で辞めたとなると、面接官は
はてな
「なぜ一年目で退職したのか」
「うちに就職して長く勤務できるか」
「うちに就職してどんな働き方がしたいのか」
というところに特に着目することでしょう。
このような情報を把握できるのが志望動機です。
面接官は、志望動機を元に仕事への意欲や看護観を確認したいと考えていることでしょう。
そのため、説得力のある志望動機は看護師一年目の転職を成功させる要点になるといえます。
2.看護師一年目の転職における志望動機の考え方
看護師1年目で転職活動を行った私の経験から、一年目の転職では以下の点に注意して志望動機を考えると良いと思います。
ポイント
【面接編】真っ当な理由で退職したことを伝える
【面接・履歴書共通】これまでの学びや経験をアピールする
【面接・履歴書共通】転職先の特徴や理念と今後の働き方をつなげる
2-1.【面接編】真っ当な理由で退職したことを伝える
看護師一年目の転職活動では、真っ当な理由で退職したことを伝えることが重要です。
看護師一年目で転職したとなると、退職理由によっては「またすぐに辞めてしまうのではないか」と捉えられてしまう恐れがあります。
「人間関係で悩みがあり、退職しました」
「残業が多く心身に不調を来したため退職しました」
とだけ伝えてしまうと、マイナスな印象を与えてしまう可能性があるといえます。
面接官に納得してもらうためには、具体的な退職理由とそれによる悪影響などをしっかりと伝えることが重要です。
「改善に努めたものの人間関係の悩みが解決せず、業務に支障が出るようになり、やむを得ず退職しました。
今後は前職での失敗を活かし、スタッフ間でのコミュニケーションも大切にしていきたいと考えています。」
「前職では残業が多く、体調や日常生活に支障が出るようになりやむなく退職しました。
そこで、ライフワークバランスを重視する御院に入職し、プライベートの時間を確保することで体調にも配慮し、
メリハリをつけて業務にあたりたいと考えています。」
など、ネガティブな退職理由であってもポジティブな転職理由に繋げることが重要です。
2-2.【面接・履歴書共通】これまでの学びや経験をアピールする
志望動機では、これまでの学びや経験をアピールすることも重要です。
看護師一年目では経験値は低いものの、何らかのアピールポイントを伝えた方が好印象を与えることができます。
そのため、履歴書の志望動機欄には前職の診療科目や業務から身につけたスキル、知識などを漏れなく記載しましょう。
面接の際にも、これまでに身につけた技術や学びなどを積極的に伝えるようにすると良いでしょう。
さらに、そのアピールポイントを転職先でどう活かしていくか付け加えられるとより説得力が高まると思います。
2-3.【面接・履歴書共通】転職先の特徴や理念と今後の希望を繋げる
志望動機では、転職先の特徴・理念と、今後どんな働き方がしたいかを繋げて書くこともポイントです。
そこで、まずは転職希望先のHPやパンフレットから、その病院(施設)の特徴や理念を確認してみましょう。
病院(施設)の特徴や理念に目を通したら、なぜ自分がそこに転職したいのか、そこに転職することでどんな働き方がしたいのかを明確にします。
ポイント
「この病院(施設)だからこそこれまでの経験や自分の看護観が活かせる」
ということを志望動機に盛り込むことができれば、面接官を納得させられることができるでしょう。
3.私が看護師1年目の転職で採用された志望動機
ここでは、実際に私が看護師1年目の転職で採用された志望動機を紹介します。
メモ
私は、人間関係や手当のつかない残業、体調不良により、がん専門急性期病院を就職後4ヶ月で退職し、慢性期療養型病院に転職しています。
転職先の慢性期療養型病院は、終末期の患者さんが多く入院される中規模病院です。
採用面接の際には、履歴書の志望動機欄に以下のように記載して面接官に渡しました。
「急性期病院での勤務を経て、急性期後の患者様の療養生活に寄り添いたいと思い、御院への転職を志望しました。
“急性期後の患者様を受け入れ、地域医療連携の一翼を担う"という理念を掲げる御院に入職することで、
長期療養中の患者様に必要な看護を行いたいと考えています。」
また、面接時に「前職を退職してうちの病院で働きたい理由は何ですか?」と尋ねられた際には、次のように伝えました。
「前職では、がん治療を受ける患者様の看護を担当させていただいて頂きました。
やりがいはあったものの、毎日数時間の残業が続き、体調や日常生活に支障を来たしてやむなく退職しました。
そこで、ワークライフバランスを推進している御院に入職することで、プライベートの時間を確保しつつ万全の体調で患者様への看護を行いたいと考え、
入職を志望しました。
前職での経験を元に、急性期を脱した患者様に必要なケアをイメージしながら看護を行いたいと考えています。」
この志望動機から採用に至ったポイントは以下だと考えられます。
ポイント
- 退職理由をネガティブなままにせずポジティブな転職理由に繋げた
- 転職先の理念と理想の働き方を繋げた
- 前職の短い勤務経験から今後どんな働き方がしたいかを考えた
看護師1年目の転職では、面接の際に
「なぜ早期に退職したのか」
「転職して長く勤務できるという根拠は何か」
というところに重きが置かれることと思います。
そのため、真っ当な理由で退職したこと、前職の短い勤務経験を元に今後どんな働き方をしていきたいか、
その病院(転職希望先)であれば理想の働き方を達成できることなどを伝えることができれば面接官を納得させられるといえるでしょう。
私が看護師1年目でホワイト病院に転職するまでのお話はこちらの記事で詳しく解説しているため、気になる方は是非参考にしてください。
4.【まとめ】看護師1年目の転職における志望動機はポジティブに
看護師1年目の転職における志望動機は、ネガティブな退職理由であってもポジティブな転職理由につなげることが重要です。
看護師1年目で退職したとなると、転職活動では
「なぜ早期に退職したのか」
「転職してどんな働き方がしたいのか」
というところが注目されることと思います。
そこで、
ポイント
- 真っ当な理由で退職したこと
- 短い勤務経験を活かして今後どんな働き方がしたいか
- その病院(転職希望先)でなければ達成できない働き方は何か
というポイントを踏まえて志望動機を考えることで、面接官を納得させられるといえるでしょう。
そのため、看護師1年目の転職活動の際には、転職希望先のHPやパンフレットなどを確認しながら、これまでの経験を元にその病院(転職希望先)でどんな働き方がしたいかじっくり考えてみましょう。
ポイント