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看護師になったものの、
「急性期病院で忙しく働くのはイヤ…」
「できればのんびり働きたい!」
という新卒の看護師もいるかもしれません。
私も新卒で急性期病院に就職しましたが、激務や残業の多さで疲弊した看護師の一人です。
世間では、
「新卒で就職した病院には最低でも3年は務めるべき」
という風潮がありますが、中には看護スキルや経験より自由でゆとりのある働き方を重視したいという方もいらっしゃることでしょう。
そこでこの記事では、急性期病院を辞めて自由な働き方を追求した私が、看護師でもゆるく働きたい新卒の方におすすめの職場を紹介します。
新卒の看護師でもゆったり働きたいという方は是非参考にしてください。
看護師でもゆるく働ける職場の特徴
看護師でもゆるく働ける職場の特徴には、以下のものが挙げられます。
- オペがない
- 民間病院や施設
- ワークライフバランスを推進している
- 有休消化率が高い
- ルーティーン業務が多い
- 時間外研修やカンファレンスがない
一般的に、オペがない病院はルーティーン業務が中心であるため、イレギュラーな業務が少なくゆったり働けます。
しかし、公立病院や大学病院の多くはオペがなくても細かい規則を設けていることもあるため、どちらかといえばオペがない民間病院や施設の方がゆるく働けるでしょう。
また、HPにワークライフバランスを推進していることを掲げている病院も、看護師の働きやすさを重視するため有休消化率が高く、残業が少なめの傾向にあります。
新卒看護師でもゆるく働きたいという場合には、このような条件を踏まえて転職先を探すと良いでしょう。
新卒の看護師でもゆるく働ける職場
ここでは、新卒看護師でもゆるく働ける職場を紹介します。
新卒看護師でもゆるく働ける職場
1.慢性期病院
2.訪問看護ステーション
3.施設
4.クリニック
5.精神病院
慢性期病院
新卒看護師でもゆるく働きたいという方には慢性期病院がおすすめです。
急性期病院と異なり、オペがなく長期療養される患者さんが多いため、イレギュラーな業務が少なくゆったり働ける傾向にあります。
急性期病院ほどではないものの、採血やバルーン交換、ルートキープなど基本的な医療処置は必須であるため、ゆるく働きながらも看護師一年目に必要なスキルを身に付けることが可能です。
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私が看護師1年目で慢性期病院に転職した時のお話はこちらの記事で解説しているので、是非参考にしてください。
訪問看護
訪問看護もゆるく働きたい新卒の看護師におすすめです。
訪問看護師は、1人で患者さんに必要な看護を行う必要があります。
緊急対応も1人で行わなければならないため、責任が重く、新卒には不向きに感じるかもしれません。
しかし、近年在宅医療のニーズが高まり、訪問看護ステーションでも新卒を採用するところが増えています。
もちろん新卒看護師に必要な技術は指導してもらえるため、技術面の習得もできるでしょう。
ただし、新卒、既卒を問わず、訪問看護師として就職すると、初めは先輩看護師が訪問先に同行します。
先輩と一緒に移動したり、患者さんへのケアを見られたりするため、それが苦痛に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
施設
特養や老健などの施設もゆるく働きたい新卒看護師におすすめです。
介護必要度はあるものの、医療依存度が低い患者さん(利用者さん)のケアが中心であるため、医療行為を行う機会は少ない傾向にあります。
しかし、ゆるく働ける一方、施設ではバイタルサイン測定や投薬、経管栄養などの基本的なケアが中心に行われるため、医療行為を行う機会が少なく技術が習得しにくいことがデメリットといえます。
入居する利用者さんはご高齢であるため、急変したり緊急対応をしなければならなかったりすることもあるでしょう。
クリニック
クリニックもゆるく働きたい新卒看護師におすすめです。
診療科目や規模によって異なるものの、急性期病院より穏やかに働けるところが多い傾向にあります。
また、クリニックの多くは日曜日や祝日に連休を取るため、家族や友人と休みを合わせたいという方にも向いています。
中にはお昼休みの中抜けを許可するところもあるため、一時帰宅してゆっくり過ごしたり家事をしたりと、自由に過ごせることもメリットといえます。
しかし、クリニックは少人数体制で仕事をするため、急な休みが難しかったり、丁寧に指導してもらえなかったりすることもあります。
さらに、クリニックは基本的にその診療科での処置しか行わないことから、新卒で就職すると経験が浅いと捉えられ、その後の転職が難しくなってしまうことも考えられるでしょう。
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私が看護師1年目の転職活動でクリニックの面接を受けた時のお話はこちらの記事で解説しているので、是非参考にしてください。
精神病院
看護師でもゆるく働きたいという新卒の方には精神病院もおすすめです。
精神病院にも急性期病棟はあるものの、基本的には長期入院される患者さんが大半です。
ケアは見守りやバイタルサイン測定、投薬が中心であるため、医療処置を行う機会は非常に少ないでしょう。
そのため、採血やルートキープ、チューブ類の交換などのスキルは身に付きにくい可能性があります。
ゆるく働きたい新卒看護師に不向きな職場
急性期病院以外でゆるく働きたい看護師に不向きな職場についてもチェックしておきましょう。
私自身の経験や看護師知人の情報から、以下の職場はゆるく働きたい新卒看護師に向いていないといえます。
新卒看護師に不向きな職場
1.眼科、耳鼻咽喉科
2.保育園
3.産業看護師(企業看護師)
眼科、耳鼻咽喉科
眼科や耳鼻科はゆるく働けそうと感じるかもしれませんが、新卒の看護師にはおすすめできません。
これは、処置が多くオペもあることから必ずしもゆるく働けるとは限らないためです。
また、基本的には眼科では眼科、耳鼻科では耳鼻科の処置しか行われないため、採血やルートキープ、バルーン交換など一般病院で必要なスキルがほとんど身に付かない可能性もあります。
そのため、ゆるくは他r期待新卒の看護師には不向きであるといえます。
保育園
保育園もゆるく働きたい新卒看護師にはおすすめできません。
保育園の看護師は基本的に1人の配置であるため、小児の怪我や病気に対応するそれなりのスキルとアセスメント能力が必要です。
さらに、保育園によっては、看護師としての業務だけでなく、兼任で年少児クラスなどの受け持ちをする所もあります。
業務が多忙になったり高いスキルとアセスメント能力も必要になったりすることから、ゆるく働きたい新卒看護師には不向きといえます。
産業看護師
産業看護師もゆるく働きたい新卒看護師にはおすすめできません。
産業看護師とは、一般企業に所属して職員の健康管理に関わる業務を行う仕事です。
基本的に医務室に待機し、デスクワークが中心である上、土日祝日休みであるため自由度は高いといえます。
しかし、1人で多くの職員の健康管理を行う必要があるため、責任や管理能力が問われます。
新卒の看護師はスキルやアセスメント能力が発展途上であるため、産業看護師としては不向きであると考えられます。
新卒看護師がゆるく働く上でのポイント
技術やアセスメント能力が未熟な新卒看護師がゆるく働く上では、以下のポイントが重要です。
ポイント
1.転職サイトで相談する
2.スキルは率先して身につける
3.転職後も勉強を怠らない
転職サイトで相談する
新卒看護師でゆるく働きたい場合には、転職サイトで相談することをおすすめします。
一般的に、新卒看護師が就職したり転職を希望したりする場合には、ハローワークやナースセンターでは急性期病院などを紹介されるでしょう。
これは経験が少ない新卒の看護師が必要なスキルを身につけられるよう、教育体制の整った所を紹介しようと考えるためです。
そのため、新卒看護師がハローワークやナースセンターに
「ゆるく働きたい」
と条件を伝えても、理想の職場を紹介してもらえる可能性は低いかもしれません。
一方、多くの看護師の転職に携わるエージェントであれば、さまざまな職場の情報に精通していたり、レアな求人情報を扱っていたりする可能性が高いです。
実際に、私は看護師一年目で
「ゆるく働きながらもスキルを磨ける職場に転職したい」
とエージェントに伝えたところ、ゆったり働けて残業も時間外研修もなく、休みを取りやすい慢性期病院を紹介してもらえました。
ゆったり働けつつも、医療依存度の高い患者さんが多く入院している病院だったため、今後どこの病院に転職しても困らない程度のスキルを身に付けることもできました。
このようにわがままな条件にマッチする求人は、転職サイトでなければ紹介してもらえなかったと感じています。
新卒でゆるく働きたいという場合には、求人数を多く扱う転職エージェントに相談してみると良いでしょう。
ポイント
【新卒でゆるく働ける職場に転職したい人へ】
「レバウェル看護(旧看護のお仕事)」は扱っている求人数が多いため、高い確率で「新卒でもゆるく働ける職場」を見つけることができます。
また、事前に職場の雰囲気まで教えてくれるので、働いてからの「こんなはずじゃなかった」を回避することも◎
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私が看護師一年目で転職を成功させたときの体験談はこちらの記事で詳しく解説しているため、是非参考にしてください。
スキルは率先して身に付ける
新卒看護師が慢性期病院や訪問看護ステーションでゆるく働く場合でも、スキルを率先して身に付けるようにしましょう。
看護師一年目では、基本的な看護スキルについて未熟であって当然です。
そのような時期であっても、ゆるく働くことを選択することは自由であり、自分の特性に合った職場で勤務することはなんら問題ないでしょう。
しかし、看護師として最低限のスキルを身に付けることは必須といえます。
採血やルートキープなど基本的な技術を習得しないままでは、いざ目の前の患者さんが急変したときや緊急の場面で対応できない恐れがあります。
ゆるく働ける職場であっても、自ら研修などに参加して基本的なスキルは身に付けるようにしましょう。
転職後も勉強を怠らない
転職に成功しても、勉強を怠らないことが重要です。
ゆるく働く上でも、目の前の患者さんの不利益にならないよう、看護師としての知識を日々向上させる必要があります。
簡単な業務であったとしても、知らないことや分からないこと、疑問点などがあれば勉強の機会と捉え、自分で調べて勉強するようにしましょう。
【まとめ】ゆるく働きたい新卒看護師は転職サイトに相談してみよう
新卒看護師がゆるく働きたいという場合には、必要なスキルを身に付けつつ希望の働き方を実現できる職場を探すと良いでしょう。
しかし、看護師1〜2年目は経験の浅さがネックになり、理想の求人を紹介してもらえなかったり、面接で不採用になったりすることもあります。
「なるべくゆるく働きたい」
「絶対あの病院に転職したい」
などの希望がある場合には、扱っている求人数の多い転職サイトを利用することをおすすめします。
転職サイトでは、ハローワークでは対応していない非公開求人の紹介や履歴書の添削・面接対策までしてもらえるため、経験の浅い看護師でも転職を成功させられる可能性が高くなります。
「新卒でゆるく働ける職場に転職したいけど、どこの転職サイトが良いかわからない……」
という場合には、多くの求人数を扱い、面接前に職場の雰囲気まで教えてくれる「レバウェル看護(旧看護のお仕事)」をおすすめします。
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