
うまくやるにはどうしたらいいんだろう?

この記事を読むとわかること
- 新人看護師が先輩とうまくやるコツ
- やるべきことをしても先輩に怒られる時の対処法
- いじめや不当な扱いを受けている時の対策
職場の人間関係に悩んでいる新人看護師は是非参考にしてください。
新人看護師が先輩とうまくやるコツ
私が職場の人間関係に悩んでいた新人看護師時代の経験を踏まえ、8年経った今だからわかる「新人看護師が先輩とうまくやるコツ」は以下の4つです。
新人看護師が先輩とうまくやるコツ
- 報告・連絡・相談を徹底する
- 何か教わる際はメモを取る
- ナースコールは率先して取る
- 下手に出て話しかける
報告・連絡・相談を徹底する
先輩とうまくやるには、新人に限らず、報告・連絡・相談を徹底することがマストです。
新人のうちは仕事ができなくて当たり前で、それは先輩達も十分承知しています。
そのため、仕事ができないことが原因で頭ごなしに怒られるということはあまりないでしょう。
しかし、仕事に不慣れな看護師でも怠ってはいけないことがあります。
それが報告・連絡・相談です。
特にプリセプターとなる先輩には、何かする前や何かあった際はすかさず報告するようにし、少しでも疑問に感じたことは自分で解決せず必ず相談するようにしましょう。

何か教わる際はメモを取る
先輩に何か教わる際はメモを取るようにすることも重要です。

先輩からすると、新人のことを思って指導しているのに、流されるように聞かれたり、一度で覚えてもらえないとがっかりしてしまうこともあるのです。
そのため「真剣に聞いています」という態度をアピールするためにも、メモを取れる場面では必ず取るようにしましょう。

ナースコールは率先して取る
ナースコールを率先して取ることは非常に重要です。

自分の仕事をこなしながら新人の指導もする先輩達は忙しくて大変です。
そんな中、まだまだ業務量が少ない新人看護師がナースコールも取らずに自分のことばかりしていると、先輩はあまり良い気がしないものです。
また、新人のうちは仕事ができなくて当然ですが、ナースコールを取って患者さんに対応することはできますよね。
患者さんの顔を覚えたり、その患者さんの受け持ちナースと交流を図るためにも、ナースコールは率先して取るようにしましょう。

下手に出て話しかける
少し裏ワザともいえる方法ですが、下手に出て話しかけることも効果的です。
看護師はチームプレーが要なので、ただ単に業務上の関係だけでは良い人間関係は構築できません。
仕事は真面目にこなすけど、時には冗談も言い合えるような仲を目指すことも必要なのです。
しかし、お昼休憩中に無言のまま隣に座っていても、関係性は深まりません。
そこで、一度思い切ってこちらから話しかけてみると良いでしょう。
その際は、
「◯◯さんってルートキープ凄くお上手ですね。どうやってできるようになったんですか?」
「さっきはミスをしてしまってすみません。◯◯さんみたいなナースになれるよう頑張りたいので、これからも宜しくお願いします!」
など、下手に出て先輩を立てるような話しかけ方がポイントです。

こう言われて悪い気がする先輩はまずいないでしょう。
新人のうちは職場での人間関係も円滑にできないケースが多いですが、看護師として生きていく以上、このような若干の「媚び」も必要なのです。

これも仕事の一つと割り切り、先輩との関係性を構築していきましょう。
どうしても怖い先輩への対処法

看護師には独特な人も多く、新人看護師に対して威圧的な人もいます。
ここでは、威圧的な先輩や理不尽な先輩への対処法を紹介します。
どうしても怖い先輩への対処法
- 自分の悪い所を聞いてみる
- 他の先輩から情報収集する
- そういう人だと割り切る
- 師長に相談してみる
自分の悪い所を聞いてみる
やるべきことをしていても怒られる場合には、思い切って自分の悪い所を聞いてみるのも一つの方法です。
「すみません、業務に不慣れで自分でも至らない所があると思います。私の未熟な点や改善すべき所を教えてもらえないでしょうか。」
など、下手に出て尋ねてみると良いでしょう。
他の先輩から情報収集する
他の先輩から、その先輩について情報収集するのも有効です。
一学年上の先輩や気さくな先輩にそれとなく
「やるべきことはやっているつもりなのですが、◯◯さんに怒られてしまって…。」
などと会話を始め、何か情報が得られないか探ってみると良いでしょう。
そこで
「◯◯さんはそういう人だから気にしないで!」
「あの人はこうゆう風にすると怒るの。だからこうすると良いよ。」
など、攻略法を教えてくれるかもしれませんよ。
そういう人だと割り切る
何をしても怒る先輩には、もうそういう人だと思って割り切ると良いでしょう。
「怒る」というのは、その本人の苛立ちなどのエゴからくるものです。
冷静さが求められる看護師がまだまだ未熟な新人に対して理不尽に怒ることは、もうその先輩看護師の人間性に問題があると考えるべきです。
残念ながら看護の世界は独特の雰囲気があり、少々変わっている人も多いです。

相手に問題があるのに、あなたが必要以上に悩むことはありません。
やるべきことをきちんとこなしているなら、堂々としていて構わないのです。
師長に相談してみる
理不尽な先輩については師長に相談してみるのも一つの方法です。

看護師の教育過程はだいたいの職場でラダー式が用いられているため、誰でも必ずプリセプターを任されます。
そのため、その先輩が看護師として優れているか否かに関わらず、誰でも一度は新人を指導することになるのです。
その先輩の人間性に問題があったり、心の問題で新人を指導する余裕のない人だったりした場合には、色んな問題が出ることも考えられます。
しかし、病棟のトップである師長は意外と看護師一人ひとりの特徴を把握していないこともあります。
そのため、新人看護師がその先輩との関係性を打ち明けてはじめて「あの人ってそんな人だったの?」と気付くケースもあるのです。

やるべきことをやり、色々と対策を講じて理不尽な対応をされる場合には、思い切って師長に相談してみると良いでしょう。
いじめや不当な扱いは我慢しないで
どれだけ仕事ができないとしても、いじめや不当な扱いは我慢しないようにしましょう。
看護の世界は女性が圧倒的に多く、女性特有の陰湿な人間関係や風通しの悪い職場環境も存在します。
指導ではなく、いじめと受け取れる場面や明らかに不当と感じる扱いを受けている場合には、我慢せず対策を取りましょう。
師長に相談してだめなら看護部長に、看護部長に相談してだめなら労働基準局に相談したり、転職したりすることも考えて良いでしょう。
真面目な人は自分が悪いのだと考え、いじめに耐えてメンタルを壊してしまうこともあります。
せっかく頑張って看護師になったのだから、あなたの努力を適正に評価し、正当な対応を取ってくれる職場を選ぶことが重要です。

やるべきことをしていれば良い人間関係は築ける
新人看護師は仕事ができなくて当然です。
しかし、先輩も自分の業務と新人の指導でいっぱいいっぱいになり、怒ってしまうこともあります。
そのため、ナースコールを率先して取ったり、報告・連絡・相談を怠らないようにしたり、新人でもできることは必ずするようにしましょう。
やるべきことをきちんとしているにも関わらず理不尽に怒られる場合には、あなたではなくその先輩に問題があるケースも考えられます。
そのような場合には、師長や看護部長に相談したり、場合によっては転職を考えたりすることも必要です。
いじめや不当な扱いは我慢せず、何らかの対策を取るようにしましょう。