
このようにお悩みの方もいるかもしれません。
看護師の給料アップ方法をネットで検索すると,
「資格を取る」
「管理職を目指す」
などとありますが、
「そういうことじゃなくて、すぐに給料アップする方法が知りたいんだよな……。」
と感じている方もいるかもしれませんね。
そこでこの記事では、
看護師1年目で転職し、正社員、単発バイト、フリーランスとさまざまな働き方をした私が、看護師の給料アップ方法について解説します。
看護師の給与アップ方法4選【すぐできる】
早速、看護師の給料アップ方法を4つ紹介します。
「すぐにできる方法」のみを紹介するため、是非参考にしてください!
看護師の給料アップ方法4選
①夜勤回数を増やす
②単発バイトをする
③副業をする
④転職する
1.夜勤回数を増やす
看護師が手っ取り早く給料をアップさせるには、夜勤回数を増やすことが挙げられます。
看護師が高収入なのは、夜勤手当てが含まれるからといっても過言ではありません。
夜勤のないクリニック等と比較し、夜勤がある病院や施設の方が給料が高い傾向にあります。
そのため、すぐにでも給料アップを図るには、夜勤回数を増やせないか職場に相談してみると良いでしょう。
2.単発バイトをする
単発バイトをすることも看護師の給料アップに繋がります。
現在の職場を辞めずに夜勤を増やしたいけど、看護師一人当たりの夜勤回数があらかじめ決められているといったこともあるでしょう。
そのような場合などで掛け持ちが許されている場合には、単発バイトをすることも一つの方法です。
単発バイトを扱っている看護師の転職サイトでは、通常のバイトより高額な求人も多くあります。
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単発バイトのおすすめと口コミはこちらの記事で紹介しています!
単発バイトは普段の仕事と異なる雰囲気で息抜きにもなり、自由に楽しく働けることが多いためおすすめです!
3.副業をする
看護師が給料アップするには、副業することも一つの方法です。
副業には、
- webライター
- webデザイナー
- 動画編集
- せどり
などさまざまな種類があります。
どれも初期には知識を身につける必要があるため、稼げるようになるにはある程度の時間がかかります。
しかし、唯一webライターなら看護師でも初期から稼げる可能性があります。
それは、看護師は学生時代のレポートや看護過程、日々の記録で文章を書くことに慣れており、物事を明瞭簡潔にまとめることに長けているからです。
さらに、看護師の得意分野である「医療」分野のライターは、他の分野と比較して専門性が高く高給与です。
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看護師ライターになる方法や、収入、仕事の取り方はこちらの記事で紹介しています。
そのため、webデザインやプログラミングの知識を必要とするwebデザイナーや、編集スキルが必要な動画編集よりも、医療ライターなら短期間で高収入を実現できる可能性が高いでしょう。
4.転職する
看護師が給料アップを目指すには、転職することも一つの方法です。
一般的に、新卒の看護師は公立病院などに就職することが多いでしょう。
転職活動をすると分かりますが、公立病院は給与が低めなところもあり、かえって民間病院の方が高給与のことも多々あります。
実際、私のケースでいうと…
メモ
・新卒で公立の急性期病院に就職:月手取り22万円(家賃補助あり)
・1年目で民間病院に転職→月手取り30〜32万円(休日出勤数により変動)
転職先の慢性期病院では、土日祝日に出勤すると1日あたり5000円の手当てがついたため、平日に休み希望を取っていた私は給料が大幅にアップしました。
転職前の職場では家賃補助がついても手取りが20万円台でしたが、他の公立病院に就職した多くの同期も同じくらいだと話していました。
私の経験からも、この先長い目で給料アップを目指したいという場合には、思い切って転職することもおすすめです。
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看護師におすすめの転職サイトはこちらの記事で紹介しているので、是非チェックしてください!
2024年に行われる看護師の処遇改善で給料がアップする?
2024年に行われると言われている看護師の処遇改善についてご存知の方もいるかもしれません。
ここでは、2024年の処遇改善で看護師の給料がアップするのか解説します。
看護師の処遇改善とは?
看護師の処遇改善とは、看護師の給与アップを目的として行われる国の政策です。
深刻な看護師不足を解消するために厚生労働省が実施します。
直近では、2022年2月から看護師の平均収入の1%にあたる月額4000円が引き上げられました。
さらに、同年10月には収入の3%にあたる月額12000円を引き上げる措置と「診療報酬改定」による看護師の処遇改善も始まりました。
診療報酬とは
病院が提供する医療サービスの対価として保険者(患者さんが加入する健康保険組合)から受け取る報酬のことです。
診療報酬は2年に1回のペースで改定が行われており、2024年に行われる診療報酬改定で看護師の処遇改善が実施されます。
看護師の賃上げに直結する「ベースアップ評価料」が加わる
2024年の診療報酬改定では、看護師の給料アップに直結する3つの「ベースアップ評価料」が新たに加わりました。
2024年新設のベースアップ評価料
すなわち、看護師として勤務していればほとんどの機関で給料アップの対象となることがわかります。
国や看護協会は各医療機関に対して確実にベースアップ評価料を算定するよう呼びかけています。
ベースアップ評価料を算定するためには、医療機関や訪問看護ステーションで看護師の2024年度・2025年度の給料アップを実施することが求められます。
看護師の処遇改善でどのくらい給料がアップする?
診療報酬の改定によって実際にどのくらい給料がアップするのかも気になるところですよね。
2024年の診療報酬改定のほか看護師の処遇改善のために行われるすべての政策をまとめると、
「2024年に現在の給料の2.5%アップ、2025年にさらに2%アップさせる」
ということが分かっています。
すなわち、この計画が実施された医療機関では、基本給が22万円の看護師の場合には、
「220000×25%=5500円」
で、月額5500円も給料がアップすることになります。
ただし、これはベースアップ評価料を確実に算定した医療機関・訪問看護ステーションに限ります。
これまでに行われた診療報酬改定でも、看護師の賃上げにつながる診療報酬を算定していなかったところもあることが分かっています。
そのため、2024年に看護師の処遇改善が行われても、中には給料が上がらない看護師もいるでしょう。
看護師が確実に給料アップするには?
「処遇改善が行われても給料がアップしないこともあるんだな……」
とがっかりしてしまった人もいるかもしれません。
もし2024年〜2025年に給料がアップしなかった場合や、すぐにでも手取りを増やしたいという場合には、
- 夜勤回数を増やす
- 単発バイトをする
- 副業をする
- 転職する
のいずれかを無理のない範囲で行うと良いでしょう。
手っ取り早く給料をアップさせたいという場合には「夜勤回数を増やす」
給料をアップさせたいけど勤務先でこれ以上夜勤が増やせない場合には「夜勤バイトをする」
スキルを身につけてパソコン1台で収入を得たいという場合には「副業」
この先長い目で給料をアップさせたいという場合には「転職」
について考えてみると良いでしょう。

・看護師一年目で公立病院から民間病院に転職して年収96万円アップ
・単発バイトで自由に楽しく働いて1日¥12,000の収入
・看護師ライターになって在宅ワークで病院勤務時代の収入超え
を叶えられました!これも情報収集して行動したおかげです!
いずれの方法も個人の状況によって適性が異なるため、まずはご自身の状況と目標とする給料を鑑みて給料アップ方法について検討してみましょう。
看護師が確実に早く給料アップするには「夜勤回数を増やす」「単発バイトをする」「副業をする」「転職する」のいずれか!【まとめ】
2024年には看護師の処遇改善が実施されますが、残念ながら全ての医療機関で確実に看護師の給料がアップするとは断言できません。
看護師が確実に給料をアップするには
- 夜勤回数を増やす
- 単発バイトをする
- 副業をする
- 転職する
のいずれかに取り組む必要があります。
もし2024年〜2025年に勤務先で給料がアップしなかった場合には、夜勤回数を増やしたり単発バイトをしたりするほか、副業や転職についても考えてみると良いでしょう。
【参考文献】
- 厚生労働省「診療報酬制度について」 ↩︎
- 厚生労働省「令和6年度診療報酬改定の概要(医科全体版)」 ↩︎
- 公益社団法人日本看護協会「令和6年度診療報酬改定賃上げについて」 ↩︎
- 厚生労働省「令和6年度診療報酬改定の概要(医科全体版)」 ↩︎
- 公益社団法人日本看護協会「2023年病院看護実態調査報告書」 ↩︎