この記事にはPRが含まれます
「奨学金返済が残ってるけど、転職したいな」
という看護師さんもいらっしゃるでしょう。
かくいう私も、看護師一年目で奨学金を180万借りている病院を退職しました。
退職を決意したときは、奨学金の返済が心配で頭を悩ませていたことを覚えています。
しかし、結局問題なく転職でき、奨学金も無事に返済できました。
そこで、この記事では私の経験を元に、看護師のお礼奉公中の転職について解説します。
奨学金返済中で退職や転職を考えているナースは、是非参考にしてください。
看護師のお礼奉公とは
看護師のお礼奉公とは、病院が看護学生を支援する制度の一つです。
奨学金を貸す代わりに、国家試験に合格後は病院が指定する一定の期間働くことをお礼奉公と呼びます。
お礼奉公は看護学生にとっても病院側にとってもウィンウィンであるように思えますが、憲法や労働基準法に反するのではないかとの声もあります。
奨学金返済中でも辞めることは可能
結論から言うと、看護師は奨学金返済中でも退職することができます。
労働基準法第137条によれば、
「有期雇用契約が1年以上の場合でも、契約初日から1年を超えれば労働者はいつでも退職することができる」(出典①)
とあります。
さらに、民法第628条によれば、
「雇用期間が定められていても、やむを得ない事情があれば直ちに契約を解除できる」(出典②)
とあります。
すなわち、お礼奉公中であっても、1年以上勤務している場合には退職できるということです。
さらに、やむを得ない事情がある場合には、すぐにでも退職することが可能です。
奨学金の返済を残したまま安易に退職することはお勧めできませんが、心身に不調を認める場合などどうしても退職したい理由がある場合には1年を待たずに退職を検討することができるのです。
お礼奉公中に退職するとどうなる?
「でも、お礼奉公中に辞めたら奨学金はどうなるんだろう?」
というのが最も気になるところですよね。
ここでは看護師が奨学金返済中に退職するとどうなるのか解説しましょう。
残りの奨学金返済を求められる
一般的に、お礼奉公中に退職すると、残りの奨学金の返済を求められます。
私の場合、月50,000円の奨学金を3年間借りた病院で3年間の労働契約がありました。
しかし、サービス残業や時間外労働の多さによって心身に不調を来し、入職後4ヶ月で退職しています。
退職後はもちろん奨学金の返済を求められ、借りていたときと同様に月5000円の分割で返済するよう言われました。
私の場合には分割返済でしたが、中には一括返済を求められるケースもあるようです。
分割返済を求められるケース
お礼奉公中に退職した場合、残りの奨学金を分割で返済できることがあります。
私の場合にも、180万円から50000円×労働期間の4ヶ月分を引いた160万円を分割で返済するよう言われました。
そのため、月々50000円の返済を2年強してきました。
月50000円というと結構な額に感じましたが、仕事が原因で心身ともに疲弊し、日常生活にも支障を来していたためやむなく退職を決意しました。
一括返済を求められるケース
病院によっては、残りの奨学金を一括返済するよう求めるところもあるようです。
私のように大きな額が残っている場合には、かなりの痛手になりそうですね。
しかし、残りの奨学金が少なく、どうしても辞めたいという場合には、退職を考慮しても良いかもしれません。
いずれの場合にも、お礼奉公中の退職による返済方法は、奨学金の申し込み時に契約書等に記載されているはずです。
お礼奉公中に退職したいと考える場合には、退職届を出す前に契約書の内容を確認してみましょう。
奨学金返済の負担を減らして退職する方法
奨学金の返済を残して退職するにはどうしたら良いかお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
特に大きな額の返済がある場合や一括返済を求められている場合には、経済面も心配ですよね。
そこで、ここでは奨学金返済の負担を減らしながらお礼奉公中に退職する方法を3つ紹介します。
ポイント
1.奨学金返済を肩代わりしてくれる病院に転職する
2.残りの奨学金を引き継げる病院に転職する
3.給与アップを目指して転職する
奨学金返済を肩代わりしてくれる病院に転職する
奨学金の返済を肩代わりしてくれる病院に転職するのも一つの手段です。
看護の現場は人手不足であり、奨学金返済を肩代わりしてもスタッフが欲しい病院もあります。
そのため、中には奨学金立替制度を設けているところもあるのです。
しかし、実際のところ奨学金立替制度を前面に押し出している病院は少なく、看護師個人がそのような病院を探すことは難しいといえます。
奨学金立替制度を設けている転職先を探すためには、転職サイトで相談すると良いでしょう。
これまで多くの看護師の転職に携わっている転職サイトなら、奨学金立替制度を設ける病院についても周知している可能性があります。
特に奨学金の一括返済を求められている場合には、転職サイトの活用をおすすめします。
【奨学金返済の負担を減らして転職したい看護師におすすめの転職サイト】
奨学金返済の負担を減らして転職したいなら、「レバウェル看護(旧看護のお仕事)」がおすすめです!
おすすめの転職サイト
「レバウェル看護(旧看護のお仕事)」は、これまでに40万人以上の看護師が使った顧客満足度1位の実績豊富な転職サイト。
キャリアコンサルタントが職場の内部事情を教えてくれるため、奨学金返済を肩代わりしてくれるかなどを調べることができます。
また、給与などの条件を交渉してくれるので、奨学金返済の負担を減らせるケースも◎
良い条件の病院は争奪戦になるため、早めに登録して情報収集を始めましょう。
レバウェル看護なら、奨学金をラクラク返済できる職場を見つけられるかもしれませんよ!
無料登録はこちら>>
レバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )
残りの奨学金を引き継げる病院に転職する
残りの奨学金を引き継げる病院に転職する方法もあります。
これは主に公立病院などに勤務している場合が該当します。市町村などの自治体から奨学金を借りている場合、同じ自治体の指定する病院であれば奨学金を引き継いでもらえるケースがあります。
奨学金の引き継ぎができるかどうかは、契約書の内容を確認したり、自治体に直接問い合わせたりしてみましょう。
給与アップを目指して転職する
奨学金返済を160万円残して辞めた私が取った方法は、給与アップを目指して転職する方法です。
私は月50000円の返済をする必要があったため、その金額以上に給与が上がる病院をターゲット に転職サイトを利用して転職活動をしました。
転職の結果、月80000円の給与アップを叶えることができました。
またそれだけでなく、人間関係や労働環境も格段に改善。
奨学金の返済に頭を悩ませていましたが、転職した結果、転職前の給与を大きく上回り、難なく返済できただけでなく、「楽しく働く」ことまで叶ったのです。
看護師1年目で、奨学金の返済も抱えての転職は難易度が高いかもしれません。
しかし、質の高い転職サイトを利用すれば、奨学金返済の負担を軽くできるだけでなく、理想の職場に転職できるかもしれませんよ。
お礼奉公中・奨学金返済中でも転職できる!〜まとめ〜
お礼奉公中の看護師でも、やむを得ない事情がある場合にはすぐにでも退職することが可能です。
仕事が原因で心身に不調を認める場合や日常生活にまで支障を来す場合には、奨学金返済中でも退職を考慮しても良いかもしれません。
しかし、高額な奨学金の返済を残して退職するのは心配ですよね。
奨学金の返済を残して退職する場合には、奨学金の返済を肩代わりしてくれる病院に転職したり、奨学金を返済しても経済的に問題ないような給与アップを目指して転職したりすることがおすすめです。
私はお礼奉公中の病院を看護師1年目で退職後、転職サイトを利用して転職し、160万円の奨学金を難なく返済できました。
お礼奉公中に退職したいと考えている看護師には、40万人以上の看護師が使った顧客満足度1位のレバウェル看護をおすすめします。
求人数が多く、キャリアコンサルタントが職場の内部事情を教えてくれたり給与の交渉をしてくれたりするため、奨学金返済を引き継いでくれる病院や大幅に給与がアップする職場を見つけられる可能性が高いです。
ただし、好条件のホワイト病院はすぐに求人枠が埋まってしまうため、転職を考えているなら早めに登録して情報収集を始めるのがベスト。
レバウェル看護なら、奨学金返済の不安から解放されて理想的な働き方ができるかもしれませんよ。
無料登録はこちら >>
レバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )
こちらの記事では、私が看護師1年目でホワイト病院に転職した時の体験談を紹介しているため、是非参考にしてください。