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看護師一年目で辞める人なんているのかな？
新人で辞めても大丈夫かな…？
一年目で辞めたいと考えている人はそのように悩んでいるかもしれませんが、大丈夫ですよ。
この記事では、新卒4ヶ月で辞めた私の体験談と、一年目で辞めても大丈夫だよというお話を紹介しますね。
看護師一年目で辞めた人の割合
日本看護協会が実施した「2023年病院看護実態調査」によると、看護師一年目で退職又は転職している人の割合は10.2%という結果でした1。
個人的な体験談で言うと、私が退職した新卒4ヶ月目の時、私より早期に辞めている新卒看護師は既に16名いました。
新入社員は85名ほどだったため、この病院で言うと4ヶ月時点で5人に一人の新人看護師が辞めていることになります。
統計や自分自身の経験からも、看護師一年目で辞める人は決して少なくないんだなと感じています。
看護師一年目で辞めた人の離職理由
なぜこんなに多くの新人看護師が離職しているのかも気になりますよね。
「日本医療労働連合組合」が行なった調査によると、看護師の離職理由には以下の事柄が挙げられています。2
1位：人手が足りていなくて業務がきつい
2位：給料が安い
3位：休みが取りにくい
4位：夜勤がきつい
5位：達成感がない
6位：人間関係
ほか
私も大規模な急性期病院で働いていたのですが、人手が足りていないのに患者さんの数が多く、息つく暇もないと言うほど多忙な毎日でした。
それが影響して先輩同士もギスギスしていたり、人間関係にも悪影響を及ぼしているように感じていました。
さらに、急性期病院は患者さんの情報収集のため朝早く出勤するのが一般的ですが、この「朝残業」に手当が付かず理不尽に感じている新人看護師もいるようです。
看護師一年目で辞めた私の体験談
ここでは、看護師一年目で辞めた私の体験談と、辞めた後どうなったのかを紹介します。
看護師一年目で辞めた時のお話
私は新卒で就職した急性期病院を4ヶ月で退職しました。
あまりに経験が浅かったためかなり悩んだのですが、仕事のストレスで夜も眠れなくなってしまい、結局出勤できないほどの精神状態にまで陥ってしまいました。
そのため退職したいという旨を電話で伝えたのですが、体調が悪くても職場まで来るよう言われ、主任・師長・看護部長と面談に。
面談は1日では終わらず、複数回受けた上「一年目で辞められたら困る」「今辞めても雇ってくれるところはない」「あなたには白衣を着る資格なんてない」などと言われました。
精神的に限界だったものの到底辞めさせてもらえそうになかったため、最終的に退職代行に依頼してなんとか辞めさせてもらえました。
看護師一年目の転職活動
師長に言われた通り、転職活動をしてみると確かに一年目で雇ってくれる病院を見つけるのは大変でした。
ハローワークにはもちろん行ったし、転職サイトにもたくさん登録しました。
しかし、一年目の中途（第二新卒）でも紹介してもらえる所は、前職場と同じような規模の急性期病院ばかり。
しかし、私は前職場を経験して
「もう絶対急性期では働きたくない。一年目でもゆったり働ける職場に転職したい。」
と思っていたため、なかなか理想の職場に出会えずにいました。
また、悪質な転職サイトに引っかかってしまい、連絡がしつこくて対応が大変だったり、断っても一箇所の病院を強く勧められたりして困っていました。
そこで転職経験のある看護師のブログを読み漁り、看護師転職サイトには悪質なところもあるため、質の良い転職サイトを選ぶことが重要なのだと知りました。
ブログを参考に、連絡がしつこい所や悪質な転職サイトは全て断り、評判の良い転職サイトのみに絞って再度転職活動をし直しました。
その結果、
- 前残業・後残業ほぼなし
- 有休消化率100%
- 月収8万円アップ
- ゆったり働けてスキルも磨ける慢性期病院
という一年目の中途で辞めた私にピッタリの職場を紹介してもらえたのです。
落ちたら後がなかったため、転職サイトの担当者の方に履歴書の添削と面接対策をしてもらい、見事内定をもらうことができました。
転職後の生活
転職後は、前の職場とは比べ物にならないくらい心身ともに楽に働けるようになりました。
転職先は情報収集が夜勤者からの申し送りのみで完結するようになっていたため、辛かった前残業から解放され、申し送りの30分前までにゆっくり出勤できるようになりました。
業務が落ち着いている病院だからか、スタッフも穏やかな人が多く、良い人間関係にも恵まれました。
また、前の職場では夢のような話でしたが、有給をたくさん使って家族とハワイ旅行に行くこともできました。
心配だったスキルも問題なく磨け、3年目には病棟リーダーや委員会のリーダーまで務めるようになったのです。
看護師一年目で辞めた時は先が見えずかなり悩んでいましたが、大変だった転職活動を乗り越え、最終的に最高の職場に転職でき、私は辞めて良かったと感じています。
私が看護師一年目で最高の職場を紹介してもらえたのは「ナース専科 転職 
」です。
転職サイトの中で1番の老舗で評判も良いため、一年目でもホワイト病院に転職したいという場合には是非相談してみてください。
ナース専科で転職した体験談や他の看護師からの評判はこちらの記事で紹介しています。
看護師一年目で辞めたいと悩んでいる人へ
私の経験から、
「看護師一年目で辞めても大丈夫だよ」
「第二新卒でも雇ってくれて、働きやすい病院はあるよ」
と伝えたいです。
看護師には暗黙の「3年ルール」があり、「まずは急性期で3年働け！」といった風潮がありますよね。
しかし、中には急性期の働き方が合わなかったり、就職先の病院の労働環境が悪くて辞めたいという人もいると思います。
一年目でブラック病院に就職し、その後ホワイト病院に転職した私は、
「看護師の職場には労働基準法に違反しているような劣悪な労働環境の職場もある」
「一方で、看護師が働きやすいようワークライフバランスを重視している職場もある」
ということを知りました。
前職場は看護師に残業代を申請させないようなシステムができており、先輩が残業代を申請しないのに一年目が申請するなんてあり得ない、というような風潮でした。
しかし、本来であれば、規定の時間以上に労働している場合には、どんな職業であっても残業代をもらう権利があります。
忙しい急性期病院では、残業が多いのに当たり前のように残業代を支払わない職場もあります。
このような職場で我慢して働き続けることは決して立派なことではないと思います。
まずは声を上げる、それでも改善されないなら転職する。
これは何も間違ったことではありません。
また、本来、看護師を含む全ての労働者は自由に退職したり転職したりする権利があります。
今の職場が合わない、不当な働き方を辞めたい、という場合には、経験年数に関わらず辞めても問題ありません。
私が転職した病院のように、
一年目であっても労働者としての権利を尊重してくれ、
残業はさせない、させたとしても必ず残業代を支払う、
いじめまがいのトラブルには管理職がきちんと対応する、
有給は当然全て消化させてくれる
このような病院もあるのです。
確かに一年目は経験が浅いため、受け入れてくれて途中からの教育もしっかり行ってくれる病院は少ないかもしれません。
しかし、妥協せずに探せばきっと見つかります。
辛い働き方に我慢せず、労働者としての権利を尊重してくれ、正当な働き方をさせてくれる職場を見つけてくださいね。
看護師一年目で辞めたいと思ったらまずすべきこと3選
でも、一年目なのでなかなか退職する勇気が出ないです…。
そうですよね。
いきなり辞める前に、できることをしてみることをおすすめします！
ゆっくり休んで考えてみる
まずは休息を取り、今後どうしたいのかゆっくり考えてみることをおすすめします。
労働環境があまりに劣悪であったり、勤務ができないほどの体調不良等がある場合を除いては、突発的に辞めてしまうことで後悔する可能性もあります。
そのため、辞めたい理由や、本当はどうしたいのか、どうなったら悩みが解決するのかを紙に書き出すなどすると良いでしょう。
頭の中が整理され、冷静に考えられるようになるはずです。
信頼できる人に相談してみる
辞めたいと言うことを信頼できる人に相談してみることもおすすめです。
一年目はまだまだ発展途上のため、視野が狭く広い視点で物事を判断できないケースもあります。
そのため、先輩看護師や信用できる人に声をかけ、話を聞いてもらうと良いでしょう。
自分では思いつかなかった解決策や、知らなかった話などが聞けるかもしれません。
私は大好きな看護学校の先生に相談しましたよ。
キャリアアドバイザーに相談してみる
転職のプロ（キャリアアドバイザー）に相談してみることもおすすめです。
これまでに多くの看護師の退職や転職に携わってきたキャリアアドバイザーなら、今のあなたの状況で辞めるべきか、とどまるべきかプロの視点でアドバイスしてくれるでしょう。
また、自分の状況や希望条件を伝え、良さそうな病院がないか探してもらうのもおすすめ。
もしかしたら「ここで働きたい！」という職場がすんなり見つかるかもしれません。
看護師一年目で辞めた私が使って良かった転職サイト3選
転職サイトをたくさん使った私が「使って良かった」と感じた転職サイトは以下の3社です。
おすすめの転職サイト3選
看護師転職サイトが使わない方がいいと言われている理由はこちらの記事で詳しく解説しています。
看護師一年目で辞めたいと考えている人によくある質問
ここでは、一年目で辞めたいと考えている人によくある質問をまとめました。
退職を考える際の参考にしてくださいね。
看護師は一年目で辞める人が多いですか？
看護師一年目で辞める人は比較的多いと言われています。
統計でも毎年10人に一人前後の新人看護師が離職していることがわかっています。
また、実際に私が一年目で退職した際も4ヶ月時点で既に16人の同期が退職しており、離職率の高さを感じています。
看護師は何年目で辞める人が多いですか？
看護師の離職率は1〜3年目が最も高く、中でも3年目がピークのようです。
私自身の体験や周りの看護師の状況、統計を見ても、やはり看護師は新人時代が1番辛いことがわかります。
看護師が一年目でしんどい時期はいつですか？
一年目の看護師がどの時期にしんどく感じるかは人によって異なりますが、研修が終わり病棟に上がる5月〜6月頃、夜勤が始まる8月〜10月頃、疲れが溜まってくる年末あたりが考えられそうです。
特に夏や冬のボーナス時期は退職を考えるきっかけになるという人もいるかもしれません。
看護師のやめどきはいつですか？
看護師のベストなやめどきというのはなく、あくまでも看護師自身の状況によって異なるでしょう。
しかし、退職できるかどうかは職場の就業規則によっても異なります。
そのため、辞めたいと思ったら早めに就業規則を確認し、規定の時期までに退職を申請することが重要です。
退職した方がいいサインは？
体調や精神面に不調が出ている場合には、退職した方がいいサインと言えます。
ストレスで眠れない場合や、そのせいで日中ぼーっとしてしまう場合などは注意が必要です。
また、看護師の仕事は患者さんの生命にも関わるため、心身の不調が原因でミスをしてしまう恐れもあります。
自分の体のためだけでなく、患者さんへの影響も踏まえ、不調がある場合には早めに対処しましょう。
看護師一年目でうつになってしまったら？
仕事が原因でうつになってしまったら、一年目でも休職を検討しても良いかもしれません。
そのまま働き続けても良くならない可能性が高く、慢性化して長引く恐れもあります。
スキルなどが心配かもしれませんが、一度ゆっくり休養を取り、回復してから復職を検討してみても良いのではないでしょうか。
看護師一年目の転職でクリニックはアリですか？
一年目で転職を経験した私としては、個人的にクリニックへの転職はおすすめできないな、と感じています。
理由は、クリニックは少人数体制で新人への教育体制が整っていないところが多いため、スキルが身につきにくいためです。
そのため、私は比較的ゆったり働けつつもスキルもしっかり身に付く慢性期病院に転職しました！
しかし、中にはクリニックでも新人にしっかり教育してくれるところや、複数の診療科目でスキルが身につきやすいところもあるかもしれません。
そのため、あくまでも転職先の状況や看護師自身の希望を踏まえ、「ここで働きたい」と思えるクリニックがあれば転職しても問題ないと思います。
看護師一年目で辞めたけどホワイト病院に転職できた【まとめ】
看護師一年目で辞める人の割合は約10人に一人。
一年目で辞めたいと悩んでいるのはあなただけではないので、安心してくださいね。
看護の現場は忙しく、残念ながら残業代が全くつかなかったり、人間関係が最悪な職場もあります。
しかし、私が転職できた病院のように、一年目の中途でも雇ってくれてスキルも磨け、残業がなく人間関係も良いホワイト病院はあるのです。
私は一年目でハローワークやたくさんの転職サイトを使いましたが、結果的に残業なし・人間関係良好の職場で楽しく働けるようになりました。
確かに一年目は経験が浅いため、理想の職場を見つけるのは簡単ではないかもしれません。
しかし、妥協せず転職活動を続ければ、きっと理想の職場に出会えるでしょう。
私が一年目で理想の職場に転職できたのは「ナース専科 転職 
」です。
これまでに多くの看護師が使った結果「オリコン顧客満足度一位」に選ばれている信頼できる転職サイトなので、経験が浅くて転職が不安な場合には是非相談してみてください。
【参考文献】
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